第２回

①について人材定着率２００％アップのための施策、企業統治

　安定雇用・やめない職場つくりとは？　その２

 

採用後の離職２大原因「人間関係」「待遇」への対策

　

調査によると離職原因について訪問介護では１位が「結婚、出産や転勤」

などのライフイベントであるが２位は「人間関係」３位は「待遇」とな

っている。

 

ライフイベントについては外的要因が大きいが、人間関係は業務改善で排

除が可能だ。

 

以下具体的に改善策を述べたい。

 

＊人間関係の改善策―情報を共有することによりトラブルを防止しよう

 

　人間関係のトラブルでよくあるのは、「言った」「言わない」というよう

　な些細なことが発端である。

　そのようなトラブルの防止策としては文書による連絡の徹底が挙げられる。

　文書による視界に残せば確実にこのトラブルは無くなる。

 

＊部署間のトラブルは朝礼などの会議により防止できる。

 

　たとえば居宅介護支援と訪問介護の部署間でのトラブルである。これば明ら

　かに情報の共有不足からくるものである。

 

　したがって、一つの例として毎週金曜日の朝に会議をする。この時各職員が

　新規獲得件数、ケアプランの受託状況、ヘルパ－の空き状況を報告する。こ

　の３つの情報を職員が共有することで部署間のトラブルは防止できる。

 

＊待遇の改善策は給与よりも達成感の得られる環境づくりから

 

　待遇については、給与の額よりも達成感が得られる環境づくりのほうが重要だ。

　そのためには経営者は達成すべきビジョンを明確に示す必要がある。

　

　その１つとして「新規獲得件数」をケアマネージャーに対して公開する。獲得

　件数の現状と目標を公開し、目標を達成したらほめる。褒める手段としてはち

　ょっとしたおこずかいをふるまうこと。例えば親睦会予算の補助など内容は何

　でもよい。