第24回 柴田式月次決算書 「経営計画発表会はどの様に行うのか?」
柴田式月次決算書 「経営計画発表会はどの様に行うのか?」を伝えます
経営計画書の作成をした後はぜひ経営計画発表会の開催までしたいものです!

それは、経営計画書は、社員と共有し運用しなければ、まったく意味がないためです。
経営計画発表会を通して、社員に発表することで、社長は、本気で経営計画を実践しなければならなくなります。
もちろん、完璧に実践できる社長様は少ないと思います。
しかし、経営計画を実践しようとするひたむきな姿勢が社員の心を打ち、社長に共感し始め、方向性が合うようになっていくのです。
そして、方向性が合い始めると徐々に業績が良くなり、良い会社に向かうための階段を上り始めるようになります。
この様なことからも、経営計画発表会は、非常に重要な位置づけです。
その経営計画発表会、どの様に行うのが良いか、基本的なポイントを簡単にまとめてみます。
(1)場所を必ず変える(自社でやらない)
経営計画発表会は、社長と社員の方向性を合わせていくための一つの儀式です。そのことを、社員の方にも認識していただく必要があります。自社の会議室等で行ってしまいますと、社長の本気さや想いが伝わらないケースが多いため、場所を変えることをお勧めします。
(2)経営計画の発表は社員に関係することも話す
人間は、自分のことにしか興味がありません。それが人間です。そこで、経営計画を発表する際は、社員が興味を持つような内容を必ず盛り込むことがポイントです。例えば、賞与のことや休みのこと、社員旅行のことなどです。経営計画の達成をいかに自分事とさせるかが、ポイントです。
(3)社員代表に経営計画の実行を宣言させる
経営計画は社員の協力なくしては、絶対に達成できません。そのため、経営計画発表会は、社長の発表と社員の実行宣言が絶対条件となります。社長の経営計画発表の後は、必ず社員の経営計画実行宣言をいれましょう。
以上、基本的なポイントを3つお話しさせていただきました。
最初はハードルが高いと思われますが、ぜひ行っていただければと思います。
「柴田式月次決算書」を使って一緒に高収益型事業構造の会社を作りましょう!