第18回 柴田式月次決算書 「中小企業はなぜ固定資産を持つべきでないのか!」
柴田式月次決算書 「中小企業はなぜ固定資産を持つべきではないのか」を説明します
一般的には、売掛金のサイトは短く。買掛金のサイトはできるだけ長く。ということが言われています。
それでは、売掛金のサイトが具体的に短くなった時に、会社の手元にどれくらいのお金が残り、会社の資金繰りがどれくらい楽になるか、具体的に数字でお伝えできる会計事務所はどれくらいあるでしょうか。
”これが、未来のB/Sをイメージ”していただくことの一つになります。
これにより、会社は数字をもとに、明るい未来をイメージすることができるのです。
そして、その明るい未来を達成するために、何をすべきなのかを考え行動できるようになります。
ただし、これを貸借対照表だけで説明しようとすると大変です。
そこでおすすめなのが、柴田尚之税理士事務所で活用している「資金別貸借対照表」です。
資金別貸借対照表は、お金に4つの色をつけて、資金つまり財務のバランスを見る表です。貸借対照表と違い、各科目の残高しか表示していませんので、数字も少なく、見やすいです。
今回のようなケースですと、「売上仕入資金の部」というサイトの勝ち負けを見る場所を分析することになります。
売上仕入資金にある、現在の売掛金・買掛金の数字を理想の数字に書き換えることにより、理想を達成した場合に、どれだけお金が残るようになるのかが、一目でわかるようになります。
文字や数字がたくさん載っている表よりは、わかりやすいと思います。
そのほか、
・固定資産を持っているときの資金バランス
・借入金は、長期か短期か
・在庫が多いとなぜ資金を圧迫するのか
などを理解するのにも向いています。
資金別貸借対照表をおわかり頂けれは、会社の財務がわかり、何処に手を打てば会社がよくなるかが理解できるようになります。
「柴田式月次決算書」を使って一緒に高収益型事業構造の会社を作りましょう!