第10回 柴田式月次決算書 「財務体質を簡単に理解する方法≒1」
柴田式月次決算書 「財務体質を簡単に理解する方法≒1」
財務体質 ・・・よく使う言葉です。
しかし、社長様に、「うちって、財務体質いいの? 悪いの?」と聞かれて、自信をもってお答えできている会計事務所があるでしょうか。
「良いと思うが、具体的にどこがとか質問されたら答えられる自信がない」
「下手なこと言えないから、後で調べて答えることにしよう」
「どうしたら良くなるか? なんて、さらに聞かれたら答えられない」
といった会計事務所が多いのではないでしょうか。
よく使う言葉であるものの、伝わる様に説明できないのが、財務体質 です。
それではなぜ説明できないのでしょうか。
それは、財務体質を説明するには、
B/S(貸借対照表)を読める必要がある |
からです。
でも、あの数字ばかりの無機質なB/S(貸借対照表)を読み解くには、会計を専門に扱っている我々会計事務所でさえ一苦労です。
ましてや、それを社長様に理解してもらうと思うと、さらに難易度が上がってしまいます。
しかし、柴田尚之税理士事務所は、財務体質 を簡単に説明できます。
それはなぜでしょうか?
それは、財務体質を説明するために必要な「あるポイント」を知っているからです。
そのポイントとは、
お金を、
(1)損益のお金
(2)固定的なお金
(3)売上仕入に係るお金
(4)流動的なお金
に分けてみる
ということです。
これができれば、簡単に財務体質 が良いか悪いかが分かります。
順に説明して行きます。
(1)損益のお金
いわゆる営業活動によって得たお金をさします。
創業時からの儲けでみるため、繰越利益剰余金がここに入るのがポイントです。
(2)固定的なお金
長期的に返済、償却するようなお金をさします。
プラス要因では、資本金や長期借入金、マイナス要因では、建物などの固定資産が上げられます。
(3)売上仕入に係るお金
いわゆるサイトに伴うお金です。
売掛金や買掛金が該当します。
(4)流動的なお金
上記に含まれない、短期的にプラス・マイナスが起こるようなお金です。
未払金や預かり金などが該当します。
これらに分類し、番号が若いところでお金を持っていればいるほど、財務体質 が安定していることになります。
「柴田式月次決算書」を使って一緒に高収益型事業構造の会社を作りましょう!